捨て看板の印刷方法について
弊社の捨て看板でメインに扱っている印刷方法は下記の2種類になります。
シルク印刷
枚数が大量のお客様向けの印刷です。
シルクスクリーン印刷とも呼ばれます。単色(1から4色ほど)の大量布系印刷では概ねこの印刷方法が用いられます。版となる特殊な布に薬品で溶かすように、インクを載せたい部分に穴をあけ、その部分からインクが流れこみ色が乗る印刷方式でして、家庭用大量年賀状印刷機もこの方法を用いています。
版として使う生地にはメッシュのナイロンや金属糸で編まれた素材が多く使われます。
その生地を木などの枠に固定して、非画線部の箇所をスクリーンで覆い、版に透過する部分としない部分を作ります。フルカラーの場合は写真製版法とゆう、中でも更に特殊な版を使用し、感光液と呼ばれる液体をを塗布後、ポジを焼き付け、水で洗い出します。型紙や感光液で覆われていない部分は染料及び顔料が透過することになります。
あまりにも細かい文字などは滲んだり潰れてしまって文字が読みづらくなってしまう可能性がありますので原寸で9ポイント以下の文字の大きさは出来るだけ裂けて頂きますようお願いします。
感光液で覆う写真分解による写真製版は4色分解とよばれるフルカラーの印刷が可能ですが特殊な版や液体を使用する為、通常のベタ塗りの(濃淡のない)単色の版に比べ割高になります。
版にかなりの金額がかかる為、3枚くらいの少数には圧倒的に不向きです。どうしても枚数が少ないがフルカラーをご希望されるお客様には下の転写印刷をお奨めします。家庭用プリンターのように版をまず作る必要がなくデータから、そのままプリントアウトが可能なので、枚数の少ない印刷に向いております。
シルク印刷の4色分解は逆に大量枚数になればお安くなります。
転写印刷
枚数が少なくフルカラー印刷がしたいお客様向けの印刷です。
まず転写紙と呼ばれる特別な紙にやインクジェット印刷などで印刷します。 印刷の済んだ転写紙に今度は最終的に印刷したい生地に重ね、圧力や熱を加えることにより、インクを定着させていく方式です。
そもそもは、凹凸が激しく直接印刷できない生地やディテールを再現しにくいものを印刷する方法として開発されたものですが今では、その版を作る手間が省けたり、少数枚であれば色数も自由なことから、最近では枚数が多少あっても転写印刷を選ばれるお客様も多くなって参りました。
転写には現在、大きく分けて3つの方式があり、
1つめを 熱転写
2つめを 水転写
3つめを 加圧転写
と呼び、捨て看板では熱転写印刷(昇華転写印刷)を主に使用します。